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医療問題弁護団・若手の会について

弁護士 前田 哲兵

去る平成28年3月8日、医療問題弁護団の新入団員向けガイダンスにおいて、医療問題弁護団「若手の会」をご紹介させていただきました。

若手の会は、①先輩団員の心と技の継承、②若手団員の相互交流・懇親、③医療問題弁護団のさらなる活性化を目的として設立された会です。平成21年12月、今では中堅となっている団員が懇親会において「若手の横のつながり」について意見交換をしたことをきっかけとして、平成22年2月、正式に立ち上がりました。

その後、若手の会では、先輩団員の講演会や、ハンセン病療養所(群馬県の栗生楽泉園)の訪問会などを企画して参りました。

平成27年5月からは、弁護士キャリア7、8年以内の団員が中心となって会を運営しています。これまでに、医療問題弁護団総会における発表を企画立案し、また、平成27年9月には、神奈川医療問題弁護団との共同勉強会「電子カルテと証拠保全における諸問題」を開催するなどしてきました。若手ならではの斬新な問題提起ができたのではないかと考えています。

昨今、医療事故調査制度が法制化されるなど、我が国の医療政策史は一大転換期を迎えました。他方において、「医療消費者被害」という新たな被害の形態が認知されるなどしています。これらの事象は、我々法律家に対し、「医療」という営みをどのように捉え、新たな課題にどのように対応していくのかを問うているように思います。

若手の会において、若手相互の親睦を深める中において、医療を取り巻く様々な課題について、闊達な意見交換ができればと考えています。

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