5月11日(日)16:00~17:00 署名活動を神田駅東口で行います!

公正な医療事故調査制度の確立を求めて チラシ配布・署名活動を次の日時・場所で行います。是非ご参加下さい。
<第157弾>2025年5月11日(日)16:00~17:00
場所 JR山手線神田駅 東口

4月13日(日)16:00~17:00 署名活動を水道橋駅東口改札前で行いました

公正な医療事故調査制度の確立を求めて チラシ配布・署名活動を次の日時・場所で行いました。
<第156弾>2025年4月13日(日)16:00~17:00
場所 JR総武線水道橋駅 東口改札前

3月2日(日)16:00~17:00 署名活動を御茶ノ水駅御茶ノ水橋口改札前で行いました

公正な医療事故調査制度の確立を求めて チラシ配布・署名活動を次の日時・場所で行いました。
<第155弾>2025年3月2日(日)16:00~17:00
場所 JR中央線御茶ノ水駅 御茶ノ水橋口改札前

1月19日(日)15:30~16:30 署名活動を御茶ノ水駅御茶ノ水橋口改札前で行いました

公正な医療事故調査制度の確立を求めて チラシ配布・署名活動を次の日時・場所で行いました。
<第154弾>2025年1月19日(日)15:30~16:30
場所 JR中央線御茶ノ水駅 御茶ノ水橋口改札前

12月15日(日)15:30~16:30 署名活動を目黒駅西口で行いました

公正な医療事故調査制度の確立を求めて チラシ配布・署名活動を次の日時・場所で行いました。
<第153弾>2024年12月15日(日)15:30~16:30
場所 JR山手線目黒駅 西口

2024年11月30日放送の「誰のための医療か 〜群大病院・模索の10年〜」で梶浦明裕団員の患者・家族をサポートしてきた活動が紹介されました

群馬大学医学部附属病院では、患者参加型医療を推進するために、平成30年6月に「患者参加型医療推進委員会」が設立されました。委員には患者、医療事故に遭われた患者又は家族が含まれています。

そのような患者・家族を、医療問題弁護団の団員で結成した群馬大学病院肝臓手術被害対策弁護団の団員がサポートしてきました。

2024年11月30日にNHKで放送された「誰のための医療か 〜群大病院・模索の10年〜」でも同弁護団事務局長の梶浦明裕団員がサポートしてきたことが紹介されました。

同番組は、以下のURLからNHK+(要登録)にて、12月3日現在、視聴可能です。

https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/E77QMRR6N6/

東京法律相談連絡協議会医療講演会で田畑俊治団員、早坂由起子団員、細川大輔団員、笹川麻利恵団員が講演しました

2024年11月28日(金)、東京法律相談連絡協議会医療講演会「君たちはどう医療訴訟をたたかうか」で、田畑俊治団員、早坂由起子団員、細川大輔団員、笹川麻利恵団員が、それぞれが担当した医療裁判を題材として講演を行いました。

症例研究会「医療事故調査制度の概要と問題点~裁判例研究も踏まえて」を開催しました

 2024(令和6)年11月27日、第13回症例研究会「医療事故調査制度の概要と問題点~裁判例研究も踏まえて」を開催しました。
 木下正一郎団員が「医療事故調査制度の概要と問題点」、 中島和泉団員が「医療事故調査不実施における裁判所の判断」、 森田和雅団員が「院内調査報告書の証拠価値に関する裁判例」、 佐藤真依子団員と吉村和貴団員が「センター調査報告書の民事訴訟における証拠価値」について報告をしました。また、「医療事故調査の紛争解決過程での利用と課題-訴訟における医療事故調査報告書の扱いからの一考察-」を執筆された立命館大学法学部教授渡辺千原先生のコメントをいただきました。晴柀雄太団員の進行により、 医療事故調査及び調査報告書のあり方について、医療従事者と法曹関係者で議論し、相互理解を深めました。

医療は医療従事者ではなく患者を利するために ~レーシック被害対策弁護団の活動と報告集発行を終えて~(梶浦 明裕)

 医療は、医療機関やクリニック(医療従事者)を利するためではなく(もちろん経営を否定するものではありませんが)、患者を利するために行われるべきです。
 あまりにも当然のことであると思います。

 医学の父とされるヒポクラテスは、紀元前4世紀のころ、ヒポクラテスの誓いにおいて、
「自身の能力と判断に従って、患者に利すると思う治療法を選択し、害と知る治療法を決して選択しない。」
「純粋と神聖をもってわが生涯を貫き、医術を行う。」
と述べたといわれています。

 レーシック被害対策弁護団の活動が始まった初期のころ、尊敬する眼科の医師の先生と講演をご一緒させていただいた際、その医師の先生が引用されたこのヒポクラテスの誓い言葉が、私の中では印象的で、弁護団活動の指針でもあり志でもありました。
 医学が始まった紀元前のころに既に、医学のあるべき精神が確立していたこと、そしてそのことをレーシックの被害と重ね合わせた時、衝撃を覚えざるを得ませんでした。

 一般的に、手術(治療)件数が増えれば増えるほど、それに比例して、医療機関やクリニックは利益を得るものと理解しています。
 レーシック被害の背景には、患者に不利益となる可能性がある手術について不利益となる可能性につき十分に配慮をせずに手術が実施されたといった事情、また、術前の説明(医療機関やクリニックのウェブサイトや説明同意書による説明)あたっては、レーシック手術のメリットばかりが強調されデメリットの説明が不十分だったといった事情があったと認識しています。

 患者に対して必要な検査を実施した上で、避けた方がよい手術は避ける、少なくとも、患者に対してデメリットの説明を十分にした上で考えさせる期間(熟慮の機会)を与える、そういった患者を利する医療行為(説明行為)がなされるべきところ、即日手術、流れ作業的な大量の手術、こうした手術により、医療機関ないしクリニックは莫大な利益を得、他方で、患者の健康が害される被害が生じました。
 レーシック手術自体が悪い訳では決してなく、また、上記のような問題は、レーシック手術や眼科の領域に限られることなく、その前からも現在も、構造的に、一定程度医療界に存在していると認識しています。
 これは、「患者に利すると思う治療法を選択し、害と知る治療法を決して選択しない。」というヒポクラテスの誓いに背くものではないでしょうか。

 レーシック被害対策弁護団は、平成25年12月の消費者庁の「レーシック手術を安易に受けることは避け、リスクの説明を十分受けましょう!-希望した視力を得られないだけでなく、重大な危害が発生したケースもあります―」との発表を受け、レーシック被害の受皿となるべく、レーシック手術の被害救済と再発防止のため、医療問題弁護団の有志の弁護士により立ち上げられました。

 弁護団の活動は8年半ほどの長期間に及びましたが、その間、20名ほどの弁護団員で、283件もの電話相談を受け、13件もの訴訟活動を行いました。
 弁護団活動の中で、私たちは、多くの困難にぶつかりました。
 そのような困難を弁護団全員で団結しながら乗り越えていく中で、まさにヒポクラテスの誓いのとおり真摯に医療行為を行っている複数の眼科医の先生方との出会いがありました。
 その眼科医の先生方からは、医学的知識をご教示いただき助けていただいたことはもちろん、このような素晴らしい医師の先生方もいらっしゃるのだ、助けていただいた医師の先生方に恩返しをするためにもレーシック手術の被害救済と再発防止に取り組まなければならない、そのような心の支えという意味でも助けていただきました。
 他方で、もし、被害を出してしまった担当の医師や医療機関ないしクリニックがヒポクラテスの誓いのとおり医療行為を行っていれば、被害を避けることができたのではないかと思わずにいられないことも多々あり、悔しくも思いました。

 弁護団が目指した、レーシック手術の被害救済と再発防止のため、共に歩ませていただいた被害者の皆様との歩みは終了することはありませんが、ただ一旦、弁護団のひととおりの活動の節目がつき、先般、弁護団の活動報告集を発行する運びとなりました。
 この報告集が、レーシック手術はもちろんのこと、医療事故により被害を受けられた現在及び将来の皆様とその被害に取り組む弁護士のため、一助となることを願います。
 弁護団の集大成としての報告集を、どうぞお読みください。


「レーシック被害対策弁護団活動集」を作成しました(事件報告・提言)

「レーシック被害対策弁護団活動報告集」を作成しました

 2014(平成26)年1月、医療問題弁護団の有志弁護士により「レーシック被害対策弁護団」を立ち上げ、その後、調査、交渉、訴訟、その他各種活動(厚労省や学会への働きかけ等)を行ってきました。
 今回、「レーシック被害対策弁護団」としての活動が一通り終結したことを受け、「レーシック被害対策弁護団活動報告集」を作成しました。
 この報告集は、この間の活動の軌跡を残すとともに、レーシック手術はもちろんのこと、医療事故により被害を受けた方々やその被害救済等に取り組む弁護士の一助となることを願って作成されたものです。
 弁護団の集大成としての報告集を、どうぞお読み頂ければと思います。


レーシック被害対策弁護団活動報告集