医療問題弁護団 新人ガイダンスを開催しました

2024(令和6)年4月4日、笹川麻利恵団員を講師として新人ガイダンスを実施しました。
笹川団員が担当した事件について、依頼者と一緒に、事件解決の苦労や喜び等をお話し頂いた後、 担当者から医療問題弁護団の各活動を説明しました。

多数の新人、団員の参加があり、患者側代理人のやりがいを感じたなど、大変好評でした。

鈴木利廣弁護士著「損害賠償訴訟と弁護士の使命~医療関係訴訟を素材に」のご紹介

当弁護団の顧問であり、当弁護団の提言などに携わってきた鈴木利廣弁護士が「損害賠償訴訟と弁護士の使命~医療関係訴訟を素材に」( 日本評論社 )を出版しました。

医療事故訴訟、薬害エイズ訴訟、薬害肝炎訴訟、ハンセン病訴訟など、これまで
の弁護士としての経験や、明治大学法科大学院での「医事・生命倫
理と法」の講義をもとに、弁護士の使命、損害賠償論、人権運動論をまとめた集大 成となっております。是非お読み下さい。

日本評論社の購入用ページ

https://www.nippyo.co.jp/shop/book/9167.html

また、当弁護団と明治大学医事法センターとの共催にて、同書の出版を記念して、2024年3月16日、出版記念講演会を開催しました。

3月24日(日)16:00~17:00 署名活動を原宿駅東口で行いました

公正な医療事故調査制度の確立を求めて チラシ配布・署名活動を次の日時・場所で行いました。
<第145弾>2024年3月24日(日)16:00~17:00
場所 JR山手線原宿駅 東口

「医療事故」実務入門-患者側弁護士の視点から-を出版しました

医療問題弁護団が編者となって、医療事故案件に関し、特に患者側弁護士の立場から、どのような活動をすべきか、またどのようなところに留意すべきかといった点について、医療問題弁護団所属の実務経験豊富な弁護士らが、「『医療事故』実務入門-患者側弁護士の視点から-」を執筆し、出版しました。

患者側弁護士として、様々な案件を担当して得た豊富な経験や知識、知見に基づき、医療における患者の権利を確立し、安全で良質な医療の実現を目的としながら、特に若手弁護士を対象として、患者側弁護士としてどのように考え、どのように対応すべきかという視点で執筆しています。
患者側弁護士として事件を受任するすべての弁護士にお読みいただきたい一冊です。

弁護士会医療講演会「医療事件の訴状を書く、ということ」を開催しました

 2024(令和6)年2月28日、東京三弁護士会主催で「医療事件の訴状を書く、ということ」が開催され、後藤真紀子団員、笹川麻利恵団員が講師として登壇しました。
 後藤団員からは、医療事件の訴状の構成について具体例を交え、充実した講義がなされ 、笹川団員を交え、訴状記載において悩ましい場面における経験が豊かに語られました。
 200名を超える申し込みがあり、当日の受講者も150名近くと、参加人数もさることながら、「あらためて訴状作成と観点がイメージできて大変参考になった」と大好評を得ました。

2月25日(日)15:30~16:30 署名活動を駒込駅南口で行いました

公正な医療事故調査制度の確立を求めて チラシ配布・署名活動を次の日時・場所で行いました。
<第144弾>2024年2月25日(日)15:30~16:30
場所 JR山手線駒込駅 南口

産科医療補償制度に関する意見書-本制度補償対象範囲の児について全例もれなく原因分析するために-

 産科医療補償制度において、補償対象の範囲に含まれる児であるにもかかわらず、加入分娩機関の対応により補償申請が行われず、原因分析委員会による原因分析の対象とならなかった事例が存在していることを、当弁護団にて把握しました。
 そこで、補償対象の範囲に含まれる児については全例もれなく、原因分析委員会の原因分析が行われ、再発防止委員会の分析対象となるようにするために、当弁護団は、日本医療機能評価機構の産科医療補償制度運営委員会に対し、加入規約改正などの制度見直し等を求める意見書を提出しました。

2月12日(月、祝)患者の視点で医療安全を考える連絡協議会主催記念シンポジウム「医療事故調査制度 どうすべきか?」が開催されます

医療問題弁護団顧問の鈴木利廣弁護士が登壇するシンポジウムが開催されます。
5.記載の申込先へお申し込みの上ご参加下さい。

記念シンポジウム「医療事故調査制度 どうすべきか?」
主催:患者の視点で医療安全を考える連絡協議会
共催:医療過誤原告の会
   医療の良心を守る市民の会

1.日 時:2024年2月12日(月、祝)13:30~16:30
2.会 場:全水道会館 4F大会議室(東京 水道橋)
      文京区本郷1-4-1 TEL:03-3816-4186
      <ハイブリット方式>会場&ネット配信 (ウエビナー)
3.交 通:JR「水道橋駅」東口から徒歩2分  
      都営地下鉄 三田線「水道橋駅」A1出口から徒歩1分
4.参加費:無料(会場にてカンパお願いいたします)
5.申込先 email;hnagai@max.hi-ho.ne.jp
  申込記載:
以下の事項を記載してメールをお送り下さい。
●氏名
●メールアドレス
●立場、・被害者・市民・医療者・メディア・法曹界
●参加方法「会場」か「ネット」

1999年1月11日そして2月11日に起きた医療事故から25年を経過した。この事故を契機に医療界及び医療を受ける立場の国民は医療事故が大病院で起こることに驚きを示した。2003年、国は「医療安全」推進を発信した。
2015年10月事故調査制度を開始し、9年目を迎えている。この間、この制度について課題が見えてきている。この制度は「医療事故の原因を究明し、再発防止策を作り、日本の医療・患者安全、質の向上の目指す」とうたっている。しかし、推進をリードすべき大学・特定機能病院からの報告件数が少なく、事故調査をしない医療機関が多く存在している。このテーマに関する有識者が集い、今後、国民が信用できる制度にするための方策に関して、報告し、討議するシンポジウムを開催する。

プログラム
1.開催挨拶 永井裕之(患者の視点で医療安全を考える連絡協議会 代表)
2.シンポジウム:座長 永井裕之
  (敬称略:プレゼン:各自20分)
 第1部
  1)「遺族の立場から」    宮脇 正和(医療過誤原告の会 会長)
  2)「患者側弁護士の立場から」鈴木 利廣(弁護士)
 第2部
  3)「メディアの立場から」  辻 外記子(朝日新聞 編集委員)
  4)「事故調査の立場から」 木村 壯介(日本医療安全調査機構 常務理事)
3.パネルディスカッション シンポジスト4名+座長

1月14日(日)15:30~16:30 署名活動を池袋駅西口ロータリーで行いました

公正な医療事故調査制度の確立を求めて チラシ配布・署名活動を次の日時・場所で行いました。
<第143弾>2024年1月14日(日)15:30~16:30
場所 JR山手線池袋駅 西口ロータリー

基礎研修調査編を開催しました

 2023(令和5)年11月29日、松井団員の講義DVDの上映による基礎研修(調査編)を開催しました。

 診療記録の入手・検討、医療文献の収集・検討、協力医面談の方法、求説明交渉、方針決定等の調査全般について、実践的な講義と質疑応答がなされ、自分の業務を振り返るよい機会となった、今後の調査業務に活かしていきたいなどと、とても好評でした。