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お知らせ(研修)

症例研究会を開催しました

 2023(令和5)年11月15日、医療問題弁護団主催「症例研究会」を開催しました(報告担当弁護士:中﨑徹人団員、中川裕子団員、司会担当弁護士:飯渕裕団員)。

 今回は、「問診義務をあらためて考える」というテーマを設定しました。
 臨床の現場では、患者の傷病が何であるかを診断し、これに対して治療を施していきますが、その診断に当たっては、問診が必要不可欠な起点ないし情報源であることと思います。また、問診は、重大な結果を避けるためにも重要な役割を果たします。
 症例研究会では、以前、救急医療を題材として問診を扱ったことがありましたが、今回、あらためて、家族等補助者に対する問診や、問診困難者(意識不明、高齢又は若年、精神疾患者等)への対応、器官別の視点も交えて、この「問診」について、弁護士からの裁判例の報告をはじめ、参加者の経験を踏まえた意見交換を行いました。

 「症例研究会」は、医療問題弁護団の弁護士と、医療従事者(医師、薬剤師、看護師)、医療事故被害者、法律学者など、医療と医療事故に関係する多様な職種の方々にご参加いただき、毎回設定した題材に沿った裁判例報告や医学講演などを踏まえて自由闊達な議論を交わすことにより、相互理解・相互交流ひいては医療安全の向上を目的として開催しています。
 今後も定期的に開催し研鑽を積んでいきたいと思います。

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